プログラミング作業をスピーディに完結させるコツは、仕事に没頭する事だ。物事に集中するためには、雑念を取り払い作業に没頭するのが最もシンプルで確実なやり方である。
現代社会は「情報洪水」が起きやすい環境だ。スマホやパソコンは便利な物だが、プログラミング作業中にちょっと知りたいハウツーを検索したつもりが、ズルズルと別のニュースを見てしまったり、ゲームや動画アプリを触ってしまう事があるはずだ。プログラマーに限らず、どの分野においても一流のプロフェッショナルと呼ばれる人はあえて情報をシャットアウトするのだ。たとえどんなに集中力が高い人でも、外的要因により集中力が途切れてしまうことは少なくないからだ。そのため集中力アップのコツを知り実践することももちろん大切だが、集中力を途切れさせない対策も重要だ。
たとえばスマホの電源を切っておくといい。ハウツーの検索はパソコンでもできる。パソコンも作業に関係ないアプリは起動しないことが重要だ。ブラウザも必要時のみ開き、用が終わったらすぐに消すことを心がけよう。ブラウザを開き続けてズルズル仕事に関係ないことを検索していると有益な情報が偶然手に入る事もあるが、割合としてはよそ見をした事でプログラミング作業が脱線したり、精神衛生上よくないゴシップやスキャンダラスなニュースに触れ集中力が削がれるケースの方が圧倒的に多いのである。
また有能なプログラマーほど、作業量を分割している。今日はこれだけ取り組めれば良い、と予め仕事量の上限を設定しておき、予定したレベルを達成させれば業務をそこでストップするのである。一度にたくさん作業する方が短期間で終わり有意義に見えるが、あえて作業量を区切ることで人はモチベーションを維持しやすく、常日頃から高いパフォーマンスで業務に没頭できるのだ。